質の高い医療で地域の街作りに貢献します
平成31年4月1日付けにて花澤一芳名誉院長の後任として院長に就任いたしました。日野記念病院は昭和60年に日野町の誘致により開設され、現在2つのセンターと24診療科、常勤医師29名が診療を担当しています。日野町を中心とした地域医療を基本に質の高い急性期専門医療にも力を尽くしています。また、介護医療や在宅医療へのニーズに対応するため、介護老人保健施設「リスタあすなろ」および訪問看護ステーション「すばる」を併設しています。特色ある専門医療として、「滋賀脊椎センター」では県内最多の脊椎手術を行っています。また、「昴会消化器センター」では消化器内科・消化器外科・放射線科・病理診断科・内視鏡センター・健診センターのそれぞれの専門医が診断および治療を行っています。当院は日本がん治療認定医機構認定研修施設としてがん治療に取り組み、認定看護師を中心とした「がん診療相談支援室」も開設しています。
少子高齢化に伴う人口減少と医療費の増加が見込まれる中、病院の機能分化と集約化の必要性が議論されています。日野記念病院は人口2万2千人の日野町では唯一の病院ですが、同じく医療法人社団昴会の湖東記念病院(心臓血管センター、脳神経外科センター)、東近江市立能登川病院(アイセンター)と合わせれば病床数381床となります。それぞれの病院が持つ特色のある専門的医療資源を共有化することにより、日野記念病院だけでは対応困難な救急医療や専門医療のニーズに高い質を保ちながら迅速かつ効率的に対応できる体制をとっています。日野記念病院は誰もが安心して暮らせる地域の街づくりに医療を通して貢献し行きたいと考えております。これからも皆様のご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。